いらっしゃいませ

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いらっしゃいませ。ずっと試運転中です。予告なく変更しまくるつもりが仕様変更については手付かずです。

2012年4月22日日曜日

貴席の価値は

アミューズ
amuse @ Imperial hotel main dining
春の レ セゾン 訪問記。その名のとおり四季折々に伺いたいお店でござんす。
前菜、魚、肉、デザートの4品が出て来るランチのコースで8,000円。かけつけ一杯のシャンパンと食事中にグラスワインなんぞ飲んだ日にゃ、お一人12,000円ほど。さあコレって高いの?安いの?というのが今回のお話。

「一万円越えのランチ」と言うと私の奥様仲間なら「きょえぇぇ〜〜〜」と叫ぶ人が多い。ま、私も聞いた瞬間は叫ぶクチだ。でもちょっと待ってプレイバック!何をもって驚嘆するのかといえば、それは「相場じゃないから」なんでしょう。じゃ、その相場って何?といえばそれは例えば職場の昼休みに仲間と出かけるビジネス街ランチ。お買い物先のデパートランチやママ友&学校絡みの役員会で繰り出すファミレスランチ。こうしたものは千円〜二千円が許容範囲と言う人がほとんどではないかと思う。つか、私がそうでっす。その比較としての「きょえぇぇ〜」ですよね?

でも考えてみて欲しい。今日びのお手軽ランチは時間を買っているようなもの。お弁当や昼餉を作る面倒と時間を省くための手間賃が食材に加算されてアノ価格をはじき出している。つまり自分でできる範囲のことを人にやってもらうからこそのあのお値段というわけ。こうしたお手軽外食が浸透しすぎたために正統な外食、すなわちハレとしての外食がないがしろにされちゃ〜いないか?「高すぎる」と敬遠され、ともすると軽蔑の眼差しを向けられることすらある。
本当ならファーストフードを含め、頻繁に外でランチをとることの方がよっぽど贅沢と思うんだけどね。そもそも、昭和育ちの私なんぞは外食はココ一番(←言っておくがカレー屋ではない!)のとっておきの時にしかしませんでしたよ。ハレだからこその天晴れ飯を頂戴する企画、それが外食@昭和スタイル。外食に対するスタンスそのものが違う時に価格の比較をしたって意味ないや。お手軽ランチの価格を基準にして外食=ハレ飯をチョイスしちゃ〜いかんのです。

とはいえ高けりゃ良いというものでもない。この内容でこの値段きょえ〜!と叫びたくなる不埒なお店が存在するのも事実。そんなのハレの日にゲリラ豪雨に遭うような不幸。自分が納得できる店に巡り会うことこそ肝心要潤。そういう意味で腹も心も同時に満たせるお薦めのお店が レ セゾン@帝国ホテル。
素人に作れない高い技術がそこにあるのは一目瞭然。玄人にしか入手できない良い食材であることも一口歴然。至福の時間であれかしと務めてくれるスタッフと空間に、ひと時粛然。どれをとってもパーフェクト。対価に見合う価値は十分すぎるほどにある。高いからエライとは限らないように、高いからと言って悪いとも限らない。ソコはちゃんとおさえて欲しい。
というわけで前置きが長くなりましたが次回はお食事の内容など公開予定。乞うご期待

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