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2012年9月1日土曜日

歌を忘れたカナヤには

歌を忘れたカナリアは象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば忘れた歌を思い出す
こちらが有名な別館
Nikko Kanaya Hotel is a famous historic hotel
帝国ホテルに続くヒストリックホテルシリーズ(シリーズ化できるのか?!)第二弾。日光金谷ホテル宿泊記でございます。御用とお急ぎでない方はごゆるりとご観覧くださいませ。時は明治の始め…と、 来歴について はネットで沢山出てるのでそちらを参照ください。今回の私は誰も書かなかった金谷ホテルの第二新館の謎に迫る!をテーマにしております。
明治の建物がそのまま使われている金谷ホテルは正統なるクラシックホテル。中でも箱根の老舗 富士屋ホテルの華御殿 の手本となった別館の風情たるや、ため息の出るようなクラシカルっぷり(別館は昭和10年竣工)。「いつかは泊まってみたいものだ」とずっと考えておりました。その憧れの金谷ホテルに泊まる機会がついに訪れたのでございます。

正面玄関と右手の別館が有名ですが
視線を左にそらすと本館奥にひっそりと第二新館の姿が
日光金谷ホテルには明治期に建てられた本館、新館、そして昭和初期に建てられた別館の他に謎のべールに包まれた第二新館なるものがある。この第二新館、戦後に建てられた鉄筋コンクリート建てで、どうやらスタンダードタイプの部屋が集結している様子なのですが驚く程情報量が少ない。そもそもこの建物だけは外観写真を見つけられない。どこから入っていくのかも謎。スタンダードに泊まった人の体験記を見てもロビーやダイニングルームのすんばらしさに言及してもお部屋、ましてや第二新館を取り上げた話はほとんど全く出て来ない。これは…早くもオケラのかほり。イメージ的に戦後の高度経済成長期にヒョイと建てられた団塊チックな棟。それが第二新館。それはそれで平成の今となっては歴史の一つと捉えられなくもないですが。

口コミ情報で情報を得ようとしてさらに驚いた。スタンダードで予約をしたお客様のほとんどが当日アップグレードで別館や本館に「泊まっちゃいました♪」みたいな話がちらほら。もしかして第二新館というのは実在してないのでは…な〜んて新説をぶち上げたくなる程の謎っぷり。
いいでしょう!これは私がやらねば誰がやる。第二新館に泊まってレポしてみようじゃないですか!というわけで?第二新館に一つだけ作られた小山薫堂プロディースのスペシャルルーム「オレンジスイート」に泊まることにしましたよ。
国指定登録有形文化財に指定されている、本館や新館、別館などの客室に比べると、昭和36年に増設された第二新館にある150号室は、時代的にも若干中途半端な印象を受けてしまう。スイートルームで広いけれども、客室からの景色が良くないという理由で、あまり利用されていない部屋です。ホテル側に、この150号室を好きに使っていいかと打診したことが今プロジェクトの始まりです。(小山薫堂オレンジスイートプロジェクトより抜粋)

あ、やっぱりそういう場所なのね。果たして歌を忘れたカナリヤは歌を取り戻しているのか否か。詳細は次回より。謎の第二新館情報をたっぷりとup する予定でっす。お楽しみに〜

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